ついにモルディブフィッシュを食べた!!
たいして腹も減らない土曜日の昼
フラフラと散歩していたら、いい感じのカレー屋さんを見つけた。
いわゆるスパイスカレーの店らしく、特徴的なのはスパイス単体の販売も行っている。
弱った胃腸に刺激を与えるという大義名分を手に入れたところで、ランチタイムギリギリで入店。
注文したのは3種盛り
- 手前:パクチー・シュリンプ
- 奥(見えない!):スパイシー・チキン
- 中央:ラム・キーマ
まずは、中央のラム・キーマカレー
ラムのキーマは初めて食べたが、いきなり過去最高得点!
ラムの野趣あふれる爽やかな香りと、それを引き立たせるミントとレッドペッパーが丁寧で嬉しい。長米との相性も申し分なし。ラムを使う必然性が最大限に体現されている。
添え物野菜たちをまずは単独で、次にミックスしながらライスと絡めていただく。丁寧な仕事で、間違いのない安定の美味しさ。このカレーを頼んでよかった。
次に、パクチー・シュリンプ
濃厚なエビの旨みそのもの!とにかくソースが濃厚。オマール海老のブイヤベース・・・など食べた事ないが、きっとこんな味なのでは。ブイヨン?の効いた濃厚なエビのカレー。
そして、最後はよくあるスパイシー・チキンカレー
と思ったら、・・・えっ?
なにこれ? ・・・あっ、知ってる知ってる・・・知ってる?
脳内ニューラルネットが必死に正解を導き出そうとするが、うまくいかない。
過去に食べた事ある味が入ってはいるが、明確な答えに辿り着けない。
店内に飾ってあるスパイスボックスを見渡すと、目に入る煮干し。
いりこ?確かに魚粉っぽい味だが、大量に入れてもこんなに濃厚な味にはならないよな?
・・・と考えたのは最初だけで、すぐにカレーは研究対象から単に食欲を満たすご褒美に成り下り、瞬く間に胃袋に消えていきました。
スパイスの効果
自分は血行があまり良くないのか、男としてはかなりの冷え性
食べて汗をかくことはまずありません。
そんな僕ですが、食べ終わるとひたいにじわっと汗を感じるくらい、スパイス感あふれるカレーでした、大満足。
お会計でつい聞いてしまった
普段は、お酒に酔っても知らない人に話しかけることなどできない自分ですが、
どうしても気になったので、お会計の時に店員さんにチキンカレーの味について聞いてしまいました。魚粉ですか?と伺ったところ、あれはモルディブフィッシュの味とのこと。
店でもモルディブフッシュの粗粉砕した粉が販売されていました。
これが、モルディブフィッシュの味だったのか!
モルディブフィッシュは、インド洋の島国であるモルディブで作られている日本の鰹節に相当する加工食品で、鰹節のように削って使うのではなく、臼で砕いて粉にして使う調味料です。
自分は、子供の頃に、漫画美味しんぼのカレー勝負で存在を知って、いつか食べてみたいと思っていた食材ですが、まさか今日夢が叶うとは思いませんでした。勇気出して聞いてよかった。
正解ラベルを入手した脳内ニューラルネットが、もう一つの解を・・・
どこかで味わった気がするがどうしても思い出せなかったのが、会社近くのホルモン焼肉屋で食べた、「もつ煮込み」であることをようやく思い出した。
そうか、あの味の秘密はモルディブフィッシュか・・・
正解かどうかわからないので、とりあえず自分でモルディブフィッシュの粉使ってモツ煮作ってみようかな。